人工大理石浴槽の赤茶の変色はもらいサビ?落とし方と劣化予防法は?


気が付いたら人工大理石部分にシミが!
浴室用洗剤で落ちない場合にはどうしたらいいのか、2つの方法で対処しましょう。
※今回お話しするのは赤茶色の場合ですので他の色の染みについては以下のページを参考にされてください。
(下にある+マークをクリックすると簡単に見られます。)
※人造大理石については、混ざっている天然大理石の量や種類の違いがあるのでメーカーに問い合わせるのが無難かと思います。

黒やピンク(赤)色の場合
これはカビの可能性が高く、基本的には洗剤でこすれば表面の汚れは落ちるかと思います。
ただし、表面は落ちても根が残ってしまうので注意が必要です。
白色の場合
水垢や湯垢と言われる水道水の成分が蓄積したり、石鹸の成分とくっついてしまった石鹸カス(金属石鹸)が蓄積している状態です。
※人工大理石は樹脂で出来ているので鏡よりも柔らかく傷がつきやすいため、研磨剤が入っているものは出来るだけ避けましょう。
※削らないと落ちそうにない場合、目に見えなくても浴槽に細かな傷が付き、
光沢がなくる・水はけが悪くなる・汚れが付きやすくなる・肌触りなどの質感が悪くなる可能性がありますので注意してください。
https://nanami-bibouroku.com/2018/10/24/post-186/こちらの記事を参考にしてみてください。
青緑色の場合

緑青(ろくしょう)・青水・青サビと呼ばれることもありますが一般家庭の場合、多くは配管から水に溶け出た物(ごく少量の銅イオン)と垢や石鹸に含まれる成分(脂肪酸)が反応した「銅石鹸」です。
※少量の銅イオンが溶け出すのは異常ではありません。
https://nanami-bibouroku.com/2018/11/07/post-255/ 
https://nanami-bibouroku.com/2018/11/09/post-271/

  

人工大理石の浴槽が赤茶に変色してしまった場合


小さいシミだとわかりずらいかもしれませんが、上の写真のような鉄の錆と同じ色のものが人工大理石など本来サビない物にくっついている状態を「もらいサビ」と言います。
サビたヘアピンや缶を置いておくと、その下の物にもサビが付いているのを見たことありませんか?
水道水の中の細かな鉄分や外から飛んできた鉄粉などが原因で同じようなことが浴槽に起こっています。
特に水回りの場合は、近くにサビた物を置いてなくても鉄分と水分がくっついてサビやすいのです。
 
我が家の場合は新築から1年半後にもらいサビを発見し、発見した頃に近所で建設中だったのでそちらが原因かと思っていました。
ですが、実際に来ていただいたメーカーの方が言うには外から飛んでくることは考えづらい。
この家を建設している時に鉄粉が表面に付着し、鉄粉自体は使用しているうちに流れてたものの、残っていた成分がサビたのではないかとのことでした。
また、お話を聞いている印象としては、外から鉄粉が入ってくるよりもその家の建設時についてしまったものや断水などで水道管の鉄分が運ばれてくるケースの方が多いようでした。予防策については後半にお話します。
(古い住宅で、旅行から帰ってきて久しぶりに水を出すと黒や赤い水が出る場合は鉄製の水道管のサビが原因の可能性があります
何か所ももらいサビが出来る場合、市役所などの水道部に問い合わせてみるのもいいかもしれません。)
 
話を戻しますが、もらいサビがあっても、人工大理石がサビてしまったわけではないので基本的に取れます。ですが放置すると取れにくくなってしまうようなので気が付いたらすぐに対応しましょう。くっついたばかりであればもらいサビの部分を湿らせて、スポンジに歯磨き粉を付けて軽くこすればとれるようです。
※人工大理石は樹脂にコーティング剤が塗られているので、強くこすりすぎるとコーティング剤が取れたり表面が傷ついてしまう可能性があります。
 
実際に私もスポンジに歯磨き粉を付け、軽い力で磨いてみたのですが落ちず、料理で使うラップに歯磨き粉を付けてさらに磨いてみたものの落ちませんでした。優しくてもずーっとこすっていれば傷つくかもと不安になり10分ほどで中断しました。

もらいサビの落とし方メーカーに聞いてみた

最初にメーカーの取説やHPなど色々見てみたのですが、歯磨き粉でこする方法しか載っていなかったのでまずはネットで調べてみました。使っている物は色々あるものの、塗料を剥がさずに出来る安全そうな方法は大きく分けると2つありました。

  • 研磨剤などで物理的に削って落とす
  • 還元型漂白剤で化学的に色素を分解する

 
何を試そうか迷いさらに調べたものの、意見が様々でどれを選んだらいいのかわからず、私の使用している浴槽の製造メーカー、タカラスタンダード(敬称略)に直接問い合わせてみました。
頂いた回答に多少補足してまとめたのがこちらです。

不織布やクレンザーなど研磨剤で削り落とす方法


汚れは落ちるかもしれませんが、浴槽の表面に細かな傷が付きます。
先ほども書きましたが人工大理石浴槽は表面に光沢のあるコーティング剤が塗られているため、削ると光沢がなくなる・水はけが悪くなる・肌触りなどの質感が悪くなる可能性があります
また表面に細かな傷が付くことで、そのくぼみに汚れが付きやすくなることが最大のデメリットかもしれません。
(サンドペーパーは絶対使用しないようにと強く書かれているメーカーもあるくらいです)
 
ちなみに、研磨による表面の傷は浴槽としての機能に問題はないようです。
 
具体的な浴槽のコーティング剤の厚みや浴槽の傷の厚みに関しては聞き忘れてしまったのと書かれているサイトがないのですが、目安になりそうな数字を調べました。
人工大理石と同様に樹脂+コーティング剤で出来ている車のボンネットに洗車の際に小石で付いた傷は、爪でほんの少し引っかかりを感じるレベルの傷でサランラップと同程度の厚み0.01㎜程度です。タカラの人工大理石自体の厚みは業界トップクラスの9㎜ですので、機能性に問題がないというのもうなずけます。
 
現時点では明確なオススメ方法などは聞けていませんので、他のメーカー(LIXIL)のHPを参考にすると、研磨剤入りのナイロンたわしや不織布または布+クリームクレンザーで優しくこする方法が良いです。私も研磨剤不使用のクリームで磨いて落とすことが出来ました。

還元型漂白剤などで化学的に色素を分解する方法

還元型漂白剤は鉄サビを落とすことを得意としていますが、先ほどと同様に光沢がなくなったり、肌触りなどの質感が悪くなる可能性があります
傷が出来るというよりは表面が変色したり、排水口のステンレス部が腐食するなどの変質の可能性があることが一番のデメリットかもしれません。

    こちらも使用方法が書かれているLIXILのHPを参考にします。

  1. 還元型漂白剤(粉末)を70℃程度の熱めのお湯でペースト状に溶かします。
  2. もらいサビ部分につけて15~20分おきます。
  3. 水で湿らせた布でふき取り、水でしっかりと洗い流してください。
  4. ※もらいサビが目立つ場所の場合、一度目立たない部分で試し変色等がないか よく確認した方がいいかもしれません。

還元型漂白剤を熱めのお湯で溶かしてつけ置きで色素を落とす方法になります。漂白剤で殺菌効果もあるので清潔になるのがメリットですね。

    注意したいことが2点あります。

  • 購入する際
  • 還元型漂白剤というのは二酸化チオ尿素またはハイドロサルファイト(業務用)という成分がメインに使っている物のことなのですが、ややこしい表記で紛らわしい商品や関係ないのに表示される商品が多くあります。
    今回、個人的にAmazon・楽天・Yahoo!3社の「還元型 漂白剤」で出てきた商品全て1つ1つ確認してみました。二酸化チオ尿素を使用していて、漂白を目的としてしている商品は花王のハイドロハイターだけでした。(18年10月末現時点)
    そのため私自身も他の方法で落とせなければハイドロハイターを購入する予定です。

  • 酸化型漂白剤(塩素系、酸素系)について
    • 塩素系漂白剤:アルカリ性が強いのでさらに変質する可能性が高い
    • 酸素系漂白剤:粉末の過炭酸ナトリウムを使用しているのであれば、還元型と同じ弱アルカリ性ですが鉄サビに特別強いわけではないようです。
      そのためやはり還元型の方がいいのではないかなと個人的に思います。

酢(酢酸)などで化学的に鉄を溶かす方法

こちらについては、「酢酸が少し鉄を溶かす」と言う化学反応から個人的に思いついた方法になります。
人体に悪影響のない弱い酢酸の食用酢で煮込むことで頑固な錆も溶かすことが出来る。という方法を応用出来るかな?と思い、私自身で工夫して試してみたのですがやはり難しかったです(笑)
そもそも工具などの錆には効果的なようですが、浴槽などの場合は煮込めないのでやる人はなかなかいないみたいです(笑)

人工大理石の劣化を防ぐために


今回紹介した2つの方法で落ちたとしても、今までと同じように使用しているとまたもらいサビが発生してしまうかもしれません。
 
最初にお話したように水道水の中の細かな鉄分などと水分がくっついてしまいもらいサビを発生しやすくなるので、まずは「残り湯を入れっぱなしにしない」ことで可能性が減ります。鉄粉がある時に汗や血液、尿などの皮脂や体液があると錆を誘発するようなので「使用後早めに浴槽掃除をする」「シャワーのみの場合も蓋をしておくかお湯ですすぐ」以上の3つの方法でもらいサビの可能性を低くすることが出来ます。
また、もらいサビ自体に害はないようですが放置すると落としにくくなるので見つけたらすぐに対応しましょう。
(私も気付くのが遅れてしまい、なかなか取れませんでした…)
 

まとめ

人工大理石浴槽の赤茶色のシミはもらいサビだと思われます。削り取るか漂白で落としましょう。
また、個人的には今回初めて「もらいサビ」と言う言葉を知りました。もらいサビ自体は問題がなく見た目が悪いだけだとしても気になっていたので、これからはもらいサビ予防のためにも残り湯を一晩ためずに洗い、予防していきたいと思います。

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