掃除機の価格の違いって何?種類ごとの特徴、安いとダメなのかを考察

掃除機 種類 価格 違い キャニスター型 スティック型 サイクロン式 紙パック式
高級な最新の掃除機を買ったのに全然ダメ!期待を裏切られた…!
そんなことにならないようどんな所で価格の差が出るのか値段だけに振り回されず自分に合った掃除機選びができるように特徴を簡単に把握しましょう。
  

掃除機の価格の違いは何で決まるのか

掃除機って色んな種類があって値段もピンキリ…
なんでこんなに価格の差が出るんだろうと思ったことありませんか?ブランド価格や安心のクオリティがあると高いのでしょうか。

いいえ、ブランド価格が無いとは言いきれませんが高ければ高いほど良品というわけではありません。ある程度の質以上は便利機能(軽量化、高性能フィルターによるキレイな排気、空気清浄機機能、エアブロー機能)などの付加価値が値段の差になるようです。
そのため、自分の望む掃除機の機能と商品の特徴が合っていることが重要なのです。

掃除機の種類ごとに特徴をまとめてみた

そもそもどんな種類があるのでしょうか。メーカーの公式情報などを見ていると色々情報がありすぎて比べにくいし何を基準に考えたらいいかわからなくなりますよね。
まずは掃除機の基本的な種類と特徴を理解しましょう。

    種類
    本体の形:キャニスター型/スティック型/ロボット掃除機
    電源:コード付き/コードレス(充電式)
    集塵方式:真空/紙パック/サイクロン
    ヘッド:床ブラシ/タービンブラシ/パワーブラシ

各項目を組み合わせた数だけの種類があります。
それぞれの機能と特徴を解説していきます。

本体

 
日本・海外問わず家庭用に販売されている形はキャニスター型、スティック型、ロボット型になります。
(ショルダー型や業務用のバックパック型・ドラム型はほぼ家庭向けには販売されていないので省略します。)

キャニスター型


本体に車輪が付いていて、ホースでつながった持ち手部分で引っ張りながら掃除するタイプです。

    〇平面での掃除に適している
    〇本体を床に置いていて持ち手への負担が少ないので、ヘッドを細やかに動かせる。
    ×本体が物に引っかかったり、倒れたりし掃除の邪魔になる
    ×収納場所が広めに必要

→メインの掃除機として日本の住居に一番適した形と言えます。

スティック型(ハンディ型)


ヘッド・本体・持ち手が直線的に並んでいて片手で操作できるタイプです。ハンディ型のノズルが伸びた状態で、キャニスター型よりノズルが伸びてモーター部分が小さくなる分、吸引力が強くなりにくい形。

    〇デザインが優れているものが多い
    〇階段など段差のある所も手軽に掃除が出来る
    〇立てて収納出来るので収納場所の床面積が小さくて済む
    ×モーターが小さく、非力。吸引力は低い
    ×モーターを大きくすると吸引力は上がるが重くなり扱いづらい
    ×コード付き(電源コード式)の場合、長いコードの収納場所がなく邪魔になる

→ワンルームのメイン、戸建てなどのサブ機として使いやすい形です。戸建ての我が家ですがメイン機として購入しました
 

スティック型(アップライト型)


ヘッド・本体・持ち手が直線的なのはスティック型と同じですが、キャニスター型と同等の大きい本体をヘッド近くに搭載していてヘッドに重さがかかり地面と密着させることで吸引力を上げています。

    〇本体(モーター)とヘッドが近いのでパワフルで吸引力が高い。
    〇カーペットの奥に沈んだ土埃も掻き出すことが出来る
    ×本体が重く、ヘッドも体重をかけないと方向転換出来ない
    ×平面で進行方向に物のない広い所以外の使用が難しい

→外国の住居やホテルなど、カーペットを使用していて広い場所向けの形で日本の家には適さないと考えられます。
 

ロボット掃除機


掃除機本体とヘッドが合体し、自動運転する掃除機です。吸引力で吸込むと言うよりも回転ブラシで掻き込むことがメインになります。

    〇スイッチ1つで掃除・収納・充電を自動で行ってくれる
    〇付加機能が年々増えている
    ×モーターが小さく一番非力
    ×段差や物があるとほとんど使えない

→高齢者などの掃除が困難な家庭やサブ機として上手に頼りたい形です。

電源

コード付き

本体からケーブルコードで電源を確保します。

    〇運転時間に制限がない
    ×コードが届く範囲でしか使用できない
    ×コードの収納場所も必要 

 

コードレス(充電式)

バッテリーに充電して電源を確保します。

    〇コードが無いのでスッキリ使用・収納出来る
    ×使用時間はバッテリーの容量次第
    ×充電時間が必要で充電しながらの使用が出来ない(充電を一旦止めれば使用可能)
    ×バッテリーの寿命が短い(2~3年ほど)

 

集塵方式(ホコリを溜めておく方法)

真空

掃除機の初期の方法でフィルターのみでゴミと空気を分離しています。劣化サイクロンとも言えます。
イメージとしては排水口に網を乗せただけの状態で、構造が単純で壊れにくいため業務用などでは現在も使われているが、家庭向けでは紙パック式の登場と共にほぼ使われなくなりました。しかし、サイクロン掃除機が流行ったことでサイクロンに見せかけて販売されているので注意が必要です。

    〇安い機種が多い
    ×毎回掃除機の掃除が必要
    ×排気がキレイではない
    (×吸引力も低いものが多い?)

 

サイクロン


技術的には紙パックと同時期に出来たもので液体分離とも言われ、一言でいうと遠心分離器を応用したもので複雑な構造が必要です。
イメージとしては水流で渦を作りゴミをまとめている排水溝カバーのような原理でゴミと空気を分離しています。分離しきれない細かなホコリが出てしまうのでモーターの前にフィルターが付いています。

    〇紙パックがいらないので買い出し・ストックしておく必要がない
    ×週1回程度でダストボックスにゴミが溜まったら捨てる必要がある
    ×ごみ捨ての際、細かなホコリが舞うので、喘息やアレルギーの人には厳しい。
    ×半年~1年に一回フィルターの水洗いが必要

 

紙パック


仕組みは単純で集塵方式としては一番欠陥が無いと言われています。
やや強引ですがイメージとしては排水溝に浄水器を付けた状態で浄水器のカートリッジ(掃除機の紙パック)にゴミが溜まる状態。

    〇お手入れが楽。(月1回程度の紙パックの取替のみ、フィルター掃除不要)
    〇基本的に排気がキレイ
    ×紙パックのランニングコストがかかる
    ×紙パックの取替の手間、場所をとる

  
 

ヘッド

実は掃除機選びのかなり重要な部分です。

床ブラシ(ローラーなし)


一番単純な構造で何もついていないか、ブラシの毛が固定されて回転しない物です。

    〇安い、軽い、メンテナンスが楽
    〇ほぼ壊れない
    〇付属品としても使われ、種類が豊富で用途に合わせて選べる
    〇電源不要なので取付口が合えば他のメーカーの物でも使用可
    ×能力的には一番劣る 

→細かい部分専用で床用としてはほとんど使えないと思います。
 

タービンブラシ(エアタービン)

回転するブラシが吸い込み口についており、モーターが吸引する風圧のみで回転してゴミを掻き込みます。

    〇安い、軽い、メンテナンスが楽
    〇床ブラシよりはゴミを掻き込める
    〇電源不要なので取付口が合えば他のメーカーの物でも使用可
    〇パワーブラシより壊れにくい
    〇パワーブラシより軽い
    ×フローリング以外ではゴミを吸い込めない
    ×床に密着しないと回転しない

→以前の主流のタイプでフローリング専用。安くて壊れにくく、専用品以外でも入れば使えます。
 

パワーブラシ(自走式ローラー)

(汚い画像ですみません)
本体から電源を持ってきて、ヘッド内にあるモーターで回転ブラシ(電動ブラシ)を動かします。タービンブラシと見分けるには接続部分を見れば確実です。
名前はメーカーによって異なり、元々カーペット用に作られた物がどんどん改良され吸引力も上げてくれたり便利機能があったりして高価格掃除機にかかせません。

    〇ヘッドで一番高性能。
    〇優秀な物は吸引力を上げる
    〇フローリングを磨く効果のあるもの、畳専用のものなどが出ている
    〇自走式のものはヘッドが重くても、モーターの力で軽く動かすことが出来る
    ×値段が高い
    ×自走式じゃないと重い
    ×構造が他の物より複雑になるので壊れやすい

→基本的に性能が高くオススメです。
 
種類と特徴に関しては以上になります。
たくさん情報がありすぎて考えるのも疲れてしまいますよね…
でも、めんどくさくなって安いのでいいや!と適当に決めちゃうのはオススメ出来ません。

掃除機は安いとダメって本当?

高い掃除機には基本性能以外の便利機能などの付加価値があるとお話ししましたが、逆に数千円~1万円ほどの低価格な掃除機には便利機能が付いてないだけなのでしょうか?
それが…残念ながらそうではありません。 集塵方式の粗悪なサイクロンとか床ブラシは安いのが特徴になっていましたよね?
先ほどの特徴をわかってから掃除機を実際に見てみると上手く必要なところの性能は良くしてそれ以外で価格を抑えてる商品もあれば、安いだけでホウキと塵取りの方がまだいいような組み合わせの物もあります。 

    基本として

  • 「ゴミを吸い取って掃除する」という点で、紙パック×キャニスター型の組み合わせが一番、性能良い
  • 集塵方式とヘッドの選び方を間違うと痛い出費になる

この2点だけでも覚えておいていただけばと思います。

まとめ

安かろう悪かろうだけでは決してないのですが、低価格すぎる掃除機は粗悪品の可能性が上がりやすいですし高価な掃除機もイメージや価格だけで選んでしまうとお財布的にも気持ち的にも大ダメージを受けてしまうことになりかねないのである程度の知識を付けて自分に合う掃除機を選びたいですね。

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